この記事は
Replay.fm Advent Calendar 2025 20日目の記事です。前日の記事は@yagihashのReplay.fm Advent Calendar Day.19でした。
このアドベントカレンダーではReplay.fmで2025/1~11の間、収録で読んだ記事のうちもう一度読み直したかったり紹介したい記事とかを取り上げます。
スマホ新法も施行されましたが、日本のサイドローディングはどうなっていくんでしょうね。
紹介したい記事
閲覧履歴があってもリンクの色が変わらないケースについて|blog.jxck.ioです。
この記事に限らず、このブログは万人にお勧めしたいブログです。
どんな記事か
Chrome 136から閲覧履歴があるリンクにまつわる挙動が変わる話に関しての解説記事です。
端的にいうと「特定の条件下において、訪問済みのリンクであっても色が変わらなくなる」仕様になったんですが、この特定の条件下というのが幾分ややこしいです。
そのややこしい部分や、なぜそんな仕様になったのかを丁寧にわかりやすく解説してくれています。
もう元記事が素晴らしのでここでは詳しく説明しません(劣化版にしかならないので…)。気になる方はぜひ原文を覗いてみてください。
Webのややこしさと、そこに感じる謎のシンパシー
私もyagihashもWebに近しい領域で働いてきたので収録ではWeb x hogehoge(Security, Privacy, etc…)なテーマについて話すことも多いです。
その中でしばしば感じるのはWebのややこしさです。それこそこのblog.jxck.ioの新しめの記事でも語られているんですがWebというのは形があるようで形がないような存在です。
同じHTMLの名前を冠する言語でもブラウザによって挙動が違う。まだ提案中の仕様でも先にブラウザで実装されて世に出される(なんなら仕様化するためにはそのステップが必然)。でもいわゆるWebのエンドユーザーは何十億人といるので後方互換性を意識する必要もある。
書き出してみてもなかなか特殊だなぁと思います。
一方でちょっとこの記事を読んで感じた謎のシンパシーとしては、コードベースも規模も巨大化した事業を支えるアプリケーションに手を加える時もちょっと近しい感覚があるよなぁと思ったりします。
現状の実装のいけてないところがあっても歴史的経緯があり、安易に手を入れづらい理由がある。影響範囲も決して小さくない。それでもとうとう手を加えなきゃいけない、みたいなことは事業会社でSWEとして働いていると往々にしてあるよなぁという感じがしてWebも1つの超巨大なアプリケーションとして捉えてみるとおもろいかもなぁと思ったり。知らんけど。
明日は
奇数日なので@yagihash君です。アドベントカレンダーももう少しでおしまい