tl;dr
- 2020/5~2021/4の間、株式会社ELYZAでSoftware Engineerとして働いたのでその話
- ELYZA社にはとても感謝してるのでELYZA社宣伝が半分、なぜ感謝してるのに退職したのか話が半分
- 現在は退職して無職ですが、次の職場が決まって落ち着いたので近況の話
近況
特に入社エントリを書かなかったり、大々的に(?)発信してなかったんですが去年の5月に株式会社ELYZに参画してました。
そこからぴったり1年間、働いて先日の4月末で退職しました。
ELYZAでの1年間
そもそもの入社のきっかけですが、メルカリを退職する前からずっとお話を聞いており興味を持っていました。
メルカリでの退職を決めてからきちんと話を聞き、業務委託期間を経て入社しました。
入社の動機は端的に言うと3つです。
1. 働いてるメンバーが魅力的だった
一番最初のきっかけはメルカリで同僚だった@tarunonさんが声をかけてくれたことでした。
彼は最も尊敬するエンジニアの一人で、理由を書き出すと趣旨が変わるので省略しますが私としては彼が声をかけてくれるということだけでめちゃくちゃ光栄だったし、シンプルに一緒に働いてみたいという気持ちがとても強かったです。
ELYZAはそんな彼が次の職場として選んだ場所だったのでそこで働くメンバーも、チープな言い方ですが優秀なメンバーが多くそれが大きな魅力でした(そしてこれは今も間違いなく変わりありません)。
2. まだ型が決まりきってない小さい組織で働いてみたかった
自身の経験として1社目はアイスタイル、2社目はメルカリで働いてきましたがどちらでも共通して経験したのが「数百人規模から1000人規模まで短期間で急成長する」ことでした。
特にメルカリで働いてた間の企業成長は本当に目まぐるしいもので上場から数え切れないほどの組織改変を経験させてもらいました。
それ自体は基本的に楽しいもので変化し続けることが好きな自分としては大歓迎でしたが、一方で企業が急成長する過程で伴う痛みを社員の立場として感じることも少なくありませんでした。
その痛みに対する基本的な私の考え方としてはその時の立場でできる問題解決はする、立場が問題の大きさに追いつけなくなったら立場を変える or 順応する or 場所を自ら変えるの3択でした。
アイスタイル、メルカリ共に基本的には逃げないようにしつつも最終的には自分が合わなくなったな、という感覚を信じて退職しましたが会社員として働いていく以上、この問題は半永久的に付き合っていく必要があり、一方で変化し続けることを望み続けるのであればどの企業に行っても最終的にはこの選択を迫られ続けることに漠然とした「このままでいいのかな」感を感じました。
それを踏まえて、次の会社では「会社 ⊃ 自分」という構図でなく、「会社 ≒ 自分」として働ける場所で一回チャレンジしてみたい気持ちがありました。
つらつら難しく書いたけど要するに「会社ガー、経営陣ガーと文句垂れる人材やり続けるなら自分が一回そっちの立場になって痛い目見てみよう」と思った、という話です。
3. 技術ドリブンな働き方をしてみたかった
新卒の最初の1年を除いて、今までは特定の技術を掘り下げるというよりはプロダクト作りに必要なものや可能性が広げられそうなものを中心にキャッチアップする動き方をすることが多く、特定技術を掘り下げ続ける同世代や同僚を尊敬しつつ少しコンプレックスを持ってたりしました。
そういう自分にとってML分野の技術を磨きに磨いてそれを活かす、というELYZAのアプローチは新鮮でありチャレンジしてみたい命題でもありました。
実際に働いてみてどうだったか
先述した3つの期待値は入社後もギャップがなく働ける環境でした。
特に2点目は大きいポイントで、自分が入ったタイミングではまだまだサービス開発の型も定まってなかったり、組織レベルで言うとMission/VisionやValueが言語化されていなかったりしていたので自分の中の今までの貯金をどういう形でアウトプットするかを考える過程は楽しかったです。
また、小さい組織なので大胆なチャレンジもしやすく、1週間業務時間を丸々ML勉強に当てさせてもらったり、Software Engineerでない別のroleにチャレンジさせてもらったりもしました。
なぜやめたのか
一言で言うと自分がモチベーションを感じる志向と会社の向かう方向のミスマッチを感じたからです。
入社したタイミングでは会社として目指したい世界や起業時の想いは当然ありましたが、そこにどのように、どんな方法で向かうのかが言語化されていないフェーズでした。
それが私のいる1年間の間で徐々に解像度が上がっていき、それに伴いミスマッチを徐々に感じるようになった、という感じの流れです。
会社に対する不満等はまぁ0だと言ったら嘘になりますがそもそも今回の私の転職のテーマとして不満は解決する側に回る、というのがあるので生まれてきた不満は全部、自分が解決すべきだったが解決できなかった問題だった、というだけの話だと素直に捉えてます。シンプルに力不足!!!
やめたけどELYZAは本当に面白い会社
自分は目指す方向性が合わなかっただけで、ELYZA自体は面白い会社だと今も思っています。
「目の前にこんなに使える最新技術があって社会に役立てられそうな場面もあるのになぜ実現してないのか」を本気で感じてる日本屈指の頭脳を持つメンバーが集まってる職場です。
実際にはその最新技術と社会実装の間に大きな溝があるわけで、それをいろんな手段で埋められないか、それに本気で取り組んでいる会社です。
個人的にはずっと応援し続けたいですし、合いそうな人がいたら本気でおすすめしたい会社のうちの1つでもあります。
面白そうだな、と思った人はダイレクトに会社に繋げるのでtwitterなりでこっそり教えてください🙌
退職後は何をしてるのか
前回の転職活動期間が1回目の緊急事態宣言と被ってゆっくりできなかったり、1年間かけて自分が何にモチベーションを感じるか改めて気づいたのでダラダラしながら自分に合う会社をずっと探してました。
その過程で数社、お話を聞かせてもらいうち2社でお試し入社をして、そのうちの1社に行くことに決めました。
8月前半に親知らず抜き2本目、ワクチン2回目を経て16日から働き始めるのでその際にまた働き始める新しい会社のポストでも書こうかなと思います。
転職活動でお世話になった方々には本当に感謝しきれません。ありがとうございました。
今回いろいろ話を聞いてみて思ったのは、本当に面白そうな会社が増えたなぁということです。
体が5個あったらいいのになぁと何回も思いました(マジで)。
最終的に行く先を決める時も本当に迷いに迷って最後、毎日家でOculs Quest2のコントローラーを振り回しながら発狂してましたがまぁその話は後日!
ここまでつらつら文章書いて思いましたがコロナ下で人間力が下がるに伴い、日本語が本当に下手くそになってきてるのでまた定期的にブログ投稿したいですね。